はじめに
全く知られていないが、医療費控除の確定申告はたった5分で終わります。領収書とにらめっこしながら電卓をたたくのは時代遅れ。マイナポータルを活用すれば、去年1年分の医療費データが簡単に確認でき、自動入力までしてくれるので本当に便利です。
医療費データ確認手順
1.マイナポータルにログイン
2. メニュー内「わたしの情報」
3. 健康・医療の「医療費通知情報」
4. 2023年1月～12月を選択
5. 表示する
※現在は11月までしか見れません
※2月9日以降に12月まで取得可能
5分でできる医療費控除手順
1. マイナポータル事前設定ページへ：http://myna.go.jp/html/taxreturn
2. 「事前準備を開始」タップ
3. 取得する証明書で「医療費」選択
4. 「医療費通知情報」の連携済を確認
5. 「確定申告する」をタップ
注意点
1. 保険診療以外は自動入力されない
不妊治療やレーシック手術代、通院のための交通費などは追加が必要です。
2. 家族分は代理人設定が必要
家族分の医療費も合算して申告したい場合は、マイナポータルで代理人設定が必要です。
設定方法はこちら: http://img.myna.go.jp/manual/03-07/0
医療費控除のメリット
このスマートな方法で医療費控除を行うと、手間を大幅に削減できるだけでなく、以下のメリットがあります。
1. 効率的な時間管理: 5分で終わる手続きなので、時間を有効活用できます。
2. データ正確性: マイナポータルが医療費データを提供するため、計算ミスや入力ミスの心配がありません。
3. 家族分まとめて申告: 代理人設定を利用することで、家族の医療費も一括して申告できます。
4. 追加手続きの簡略化: 保険診療以外の医療費を追加する場合も、オンラインで手続きができます。
このスマートな方法を利用して、医療費控除の手続きをストレスなく行い、節税効果を最大限に活かしてください。日常生活において気軽にできる手続きでありながら、知っているかどうかで経済的なメリットが大きく変わることを肝に銘じましょう。
追加情報と具体例
さらに、医療費控除を行う上での追加情報と、具体的な例を紹介します。
1. 追加情報:
• 保険診療以外の医療費を追加する場合は、領収書などの証拠書類を準備しましょう。
• マイナポータルの設定画面で、代理人設定が必要ならば家族の情報も入力しておきましょう。
2. 具体例:
• 不妊治療の費用: 不妊治療にかかる費用は医療費控除の対象です。クリニックからの領収書が必要です。
• レーシック手術代: 目の手術にかかる費用も控除の対象。手術費や検査費の領収書が必要です。
• 通院のための交通費: 通院にかかる交通費も控除対象。領収書や交通機関のICカードの利用履歴を保存しておくと便利です。
これらの具体例や追加情報を参考に、自分や家族の医療費に関する情報をしっかり整理しておくことが重要です。医療費控除は手続きがシンプルであるため、積極的に利用して生活費の節約に貢献しましょう。
確定申告後の手続き
医療費控除の確定申告が終わった後も、いくつかの手続きがあります。
1. 確定申告書の保存: 申告が終わったら、確定申告書を保存しておきましょう。デジタル保存や印刷しての保管がおすすめです。
2. 追加証明書の提出: 保険診療以外の医療費を追加で控除する場合は、必要な証明書を確定申告書と一緒に提出します。
3. 還付金の受け取り先の指定: 還付金がある場合、受け取り先の銀行口座を指定します。指定を怠ると、納付書が送付され還付されない可能性があります。
4. 確定申告書の提出期限: 提出期限に注意しましょう。期限を過ぎると遅延税や罰則が発生する可能性があります。
これらの手続きを丁寧に行うことで、確定申告後のスムーズな過程が期待できます。医療費控除は節税に繋がる大切な手続きなので、正確で迅速な対応がポイントです。
